“バンコク中心部にありながら静寂に包まれた大乗仏教寺院。中国とチベットの精緻な建築と多くの神仏を祀る神聖な空間。”
ワット・ポーティウォン・マン・クナラーム(Wat Phothiwong Man Khunaram) は、バンコクのヤンナワー地区にあるサトゥプラディット通り沿いに位置する、大乗仏教の寺院です。1959年に中国仏教をタイに広めるため、高僧ポウ・セン師 によって建立されました。
この寺院の最大の特徴は、中国、タイ、チベットの建築様式が美しく融合している点です。礼拝堂や仏塔、鐘楼など、境内全体が細やかな装飾で彩られ、芸術的価値の高い宗教建築としても知られています。
寺院内には、観音菩薩、弥勒菩薩、阿弥陀如来 をはじめとする多くの神仏が祀られており、中国道教や大乗仏教にゆかりのある仏像や壁画、彫刻などが鑑賞できます。特にチベット様式の装飾は、タイ国内でも非常に珍しい存在です。
旧正月(春節)、仏誕節、入安居などの仏教行事 の際には、多くの参拝者が集まり、功徳を積み、心を落ち着けるための場としてにぎわいます。
中国文化や東洋美術、大乗仏教に興味のある方に特におすすめの寺院 であり、静かに瞑想するにも、写真撮影のロケーションとしても最適です。
もしあなたがバンコクで文化と精神性を体感できる場所を探しているなら、ワット・ポーティウォン・マン・クナラームは訪れるべき場所です。
行き方
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路線バス:22番、62番、89番がサトゥプラディット通りを通過
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BTSスカイトレイン:チョンノンシー駅下車後、タクシーまたはバイクタクシーで数分
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車利用:ラマ3世通りまたはサトゥプラディット通りからアクセス可能。駐車場あり(台数制限あり)
旅行のヒント
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訪問のベストタイムは朝(8:00~10:00)。涼しく、混雑も少ない
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靴を脱ぐ場所が多いため、脱ぎやすい履き物を推奨
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礼拝堂内は写真撮影禁止の場所あり。案内に従うこと
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周辺にはローカルな中華系飲食店が多く、食事も楽しめる
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大きな祭事の際は混雑するため、静かに参拝したい方は平日を推奨
入場料:
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無料
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(2025年 国立仏教事務局による情報更新)
開館時間:
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毎日 8:00~18:00
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一部施設は午後に清掃・法要のため一時閉鎖されることがあります