“タイ国際航空が寄贈した翡翠製の仏像「Phra Phuttha Suwannaphum Sirichok」と美しい大理石の本堂が見どころ”
ロイヤル・タイ寺院ルンビニ(Royal Thai Monastery Lumbini)は、仏教に対する深い信仰を象徴し、タイ国王ラーマ9世(プミポン国王)の即位50周年を記念して建設された寺院です。ネパール政府より99年間の土地使用権を得て、ルンビニ庭園内の約5エーカー(約13ライ)の土地に建設されました。
タイ政府と仏教信者の寄付によって建てられ、1995年11月19日にタイ仏教界の最高指導者であるソムデット・プラ・ニャーナサンワラ大僧正により礎石が据えられました。今日では、世界中の仏教徒にとっての巡礼地であり、タイ文化と信仰の象徴的な場所となっています。
主な建築物は以下のとおりです:
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本堂(ウボソット): タイ国際航空が寄進した翡翠製の瞑想姿仏「Phra Phuttha Suwannaphum Sirichok」が安置されています
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僧侶の宿坊(クティ)
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読経堂(礼拝所)
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法堂(多目的ホール)
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巡礼者用の宿泊・受付棟および事務所
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厨房施設
ロイヤル・タイ寺院は、宗教修行の場であると同時に、タイと世界中の仏教徒が精神的に繋がる場所でもあり、国際的な仏教遺産の中におけるタイ文化の存在感を示しています。
行き方
インドのゴーラクプルや、ネパールのバイラワ市、ポカラ市から陸路でアクセス可能です。ルンビニ市に到着後は、タクシーやリキシャ(三輪タクシー)で国際仏教僧院ゾーンにある当寺まで行くことができます。
旅行のヒント
訪問は11月〜2月の乾季が最適です。インドから国境を越える場合は、事前にビザと渡航書類をご準備ください。仏教の祭日(例:ウェーサーカ祭)に訪れると、特別な儀式や文化イベントが体験できます。
入場料:無料
開館時間:毎日 06:00〜18:00