“かつてはタイ最大の米市場だったカオサン通りは、現在では活気あふれるバックパッカーの聖地であり、ナイトライフの中心地です。”
カオサン通りはラーマ6世の時代にできた古い地区で、もともとは米の取引が盛んな小道でした。大量の米がチャオプラヤ川沿いの倉庫や製粉所から運河を経由して運ばれ、地元住民に売られていました。また、木炭や日用品も取引されていました。やがてこの小道は街路へと発展し、地域のコミュニティが形成されました。
1892年に正式に道路として整備され、周辺の主要道路と接続し、住民の生活環境が向上しました。
1980年代初頭のバンコク建都200周年記念の際に外国人観光客が増え始め、宿泊業や観光産業が盛んになり、特にバックパッカー向けのゲストハウスが増加しました。
近年ではナイトライフの中心地かつソンクラン(水掛け祭り)などの祭典の会場としても人気があります。
また、多くの映画やミュージックビデオの撮影地としても知られています。
以下の国際的な作品の撮影地として有名です:
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アメリカ映画『ザ・ビーチ』(The Beach)、主演レオナルド・ディカプリオ
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Spillerのミュージックビデオ『Groovejet』
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韓国ドラマ『宮(Princess Hours)』
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香港映画『Secret Action』
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インド映画『No Entry』、主演スリ・デヴィ
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タイ映画『オン・バック(Ong-Bak)』、主演トニー・ジャー
行き方
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バス:2、15、47、59、60、79、503、511番のバスがカオサン通り付近に停車します。
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船:プラアティット桟橋(Phra Arthit Pier)で下船し、徒歩約10分です。
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タクシー/グラブ:市内全域から利用可能で、ドライバーに「カオサン通り」と伝えればOKです。
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MRT/BTS:最寄りのMRT駅はサナムチャイ駅(ブルーライン)で、トゥクトゥクやタクシーで約15分です。
旅行のヒント
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夜は非常に賑やかで、地元のナイトライフや屋台料理を楽しめます。
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日中は近隣の歴史的スポット(王宮、エメラルド寺院など)を訪れるのがおすすめ。
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ソンクラン期間は非常に混雑するため、貴重品の管理に注意してください。
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バックパッカーや若者に人気で、宿泊施設も多彩でリーズナブルです。
営業時間
24時間開放。夜のイベントは夕方から深夜にかけてが中心。