“古代の人々の生活や信仰を描いた印象的な先史時代の岩絵で、メコン川を見下ろす断崖に位置しています。”
パタムはタイで最も有名かつ重要な考古学遺跡のひとつで、ウボンラーチャターニー県のパタム国立公園内にあります。この岩絵は新石器時代(約3,000〜4,000年前)のもので、古代社会の日常生活、コミュニティ、信仰を描いています。
多くの絵には象、水牛、鳥などの野生動物や、狩り、儀式、踊りをする人々の姿が描かれています。一部の絵には宗教的または儀式的なシンボルが含まれ、考古学者にとって古代社会の文化や信仰を理解するための貴重な情報となっています。
これらの岩絵は1967年から1972年の間に、地元住民や研究者によって発見されました。タイ芸術省の公式研究によると、顔料は鉄鉱石、白土、砕いた植物から作られており、数千年の間、色彩が保存されてきました。
パタムは単なる岩絵の遺跡ではなく、メコン川と周囲の山々、滝、森林の絶景を楽しめる場所でもあります。訪問者は歴史学習と自然観賞を同時に楽しむことができます。
複数の絵を観察できるトレイルや展望台、大きな岩が整備されており、日の出や日没の鑑賞にも適しています。写真撮影やリラックスにも最適です。
現在、パタムは重要な考古学研究の中心地であり、世界中の研究者がこの遺跡を調査し、タイ東北部の古代文化に関する理解を深めています。また、ウボンラーチャターニーでの文化観光の主要スポットでもあります。
行き方
- ウボンラーチャターニーから2172号線を通ってコーンチアム郡に向かい、パタム国立公園の標識に従って駐車場および岩絵観察ポイントに到着します。
旅行のヒント
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午前または午後に訪れて強い日差しを避ける
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岩場を歩くために歩きやすい靴を履く
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岩絵には触れない
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水とカメラを持参する
入場料
パタム国立公園の料金に準ずる
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タイ人:大人 40 バーツ、子ども 20 バーツ
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外国人:大人 400 バーツ、子ども 200 バーツ
営業時間
- 毎日 08:30 – 18:00