“山岳地帯と20以上の滝、野生動物、絶景が広がる、タイで最も有名な国立公園の一つ。”
カオヤイ国立公園(Khao Yai National Park)は、1962年にタイで最初に指定された国立公園で、ナコーンラーチャシーマー県、プラーチーンブリー県、ナコーンナーヨック県、サラブリー県の4県にまたがる約2,168平方キロメートルの広大な面積を誇ります。2005年にはユネスコの世界自然遺産(ドンパヤイェン–カオヤイ森林群)にも登録されました。
標高400~1,292メートルの山岳地帯に広がるこの公園は、熱帯雨林、高山林、草原が混在しており、植物は約3,000種、哺乳類67種、鳥類300種以上が生息。ゾウ、トラ、テナガザル、シカ、オオサイチョウなどの野生動物に出会える可能性があります。
主な見どころ:
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ヘウナロック滝:落差150メートル、雨季に迫力満点
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ヘウスワット滝:映画『ザ・ビーチ』のロケ地
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パートロムチャイ展望台・キロメートル30展望台:壮大な自然景観
トレッキングコースは13本以上あり、初心者向けから上級者向けまで多彩。竹林や小川、山道を歩きながら自然と触れ合えます。
ラムタコンやパークルアイマイなどのキャンプ場も整備されており、夜間の野生動物観察(ナイトサファリ)ツアーも人気です。特に11月〜2月の涼しい季節には、澄んだ空気と朝霧の中でのキャンプが楽しめます。
行き方
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車でのアクセス:バンコクから約3時間。パホンヨーティン通り→ミットラパープ通り→58km地点で右折しタナラット通り(2090号線)へ。約25km先の検問所からさらに14km進むと管理事務所に到着します。
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バス:バンコクのモーチット2バスターミナルからパクチョン行きのバスに乗車。パクチョンからソンテウまたはタクシーで公園へ。
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鉄道:バンコクのフアランポーン駅からパクチョン駅へ。そこからローカル交通手段を利用。
旅行のヒント
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歩きやすい靴・虫除けを持参しましょう
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キャンプ用品は現地でレンタル可能
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野生動物には近づかず、餌を与えないようにしてください
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ナイトサファリやガイド付きハイキングは事前予約が安心です
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混雑を避けたい場合は平日がオススメ
入園料:
- タイ人:大人40バーツ/子ども20バーツ
- 外国人:大人400バーツ/子ども200バーツ
開園時間:
- 毎日 06:00〜18:00