夢浮橋之古蹟(ゆめのうきはしのこせき) 紫式部像のすぐ横には、「夢浮橋之古蹟」と刻まれた石柱が立っています。像と同じ薄彩色の石で作られたこの碑は、宇治の風景と『源氏物語』全五十四帖の最後を締めくくる物語の舞台を結びつける正式な史跡碑です。「古蹟」という言葉が示す通り、この地が文学上の聖地であることを示しており、式部が描いた虚構の世界と現実の歴史が交差する象徴的な場所となっています。