“やまなみハイウェイの最高地点であり、九州最高峰の中岳へのアクセスに最適な登山口です。”
牧ノ戸峠(Makinoto Pass)は標高約1,330メートルに位置し、風光明媚なやまなみハイウェイ(県道11号線)の最高地点となっています。熊本県との県境に非常に近いですが、厳密には大分県九重町内に位置し、阿蘇くじゅう国立公園の中心部にあり、広大な高原の風景に囲まれています。
この峠は、九重連山を探索するための2つの主要な登山口の1つであり、もう1つは長者原です。長者原の標高が低く、湿地帯を通る穏やかなアプローチとは対照的に、牧ノ戸峠は標高が高く、最初の登りが急であるため、高い稜線へのアクセスが速くなります。ハイカーはルートの好み、季節、経験レベルに応じて2つの登山口を選択することがよくあります。
牧ノ戸峠からは、比較的簡単な尾根歩きを楽しんだり、九州で最も高い峰である中岳 (1,791 m) へと続く本格的な登山ルートに挑戦したりできます。また、沓掛山や久住分かれなどの注目すべきランドマークを通過し、九重連山のパノラマの景色、そして晴れた日には遠く離れた阿蘇山の景色を楽しむことができます。
この地域は特に5月下旬から6月中旬にかけて、丘陵地帯が鮮やかなピンク色のミヤマキリシマ(九州ツツジ)で覆われる時期、そして秋に草原や森林が鮮やかな季節の色で輝く時期に有名です。これらの広大な高山の風景は、この地域を「九州の屋根」の一部としての評判を得ています。
ビジター施設には、広い駐車場、レストハウス、土産物店や登山用品店、トイレ、ソフトクリームで有名なカフェなどがあり、ハイカーでなくても峠を楽しむことができます。
行き方
車でのアクセス:
-
湯布院(大分)または阿蘇(熊本)から、やまなみハイウェイ(県道11号線)を走行します。牧ノ戸峠はわかりやすく標識が出ており、ハイウェイの最高地点に位置しています。
公共交通機関でのアクセス:
-
アクセスは限られています。長者原などの近隣地域へは季節限定のバスが運行していますが、牧ノ戸峠自体を訪れるにはレンタカーを強くお勧めします。
旅行のヒント
-
ピークシーズン(ツツジの開花や紅葉)には、駐車場が日の出前に満車になる可能性があるため、非常に早く到着してください。
-
山の天気は急速に変化する可能性があります - 重ね着できる服装、レインギア、丈夫なハイキングシューズを持参してください。
-
長距離ルートを開始する前に、必ず登山口で登山届を提出してください。
-
ハイカーでなくても、パノラマの景色、カフェ、峠周辺の短い散歩を楽しむことができます。
入場料:
- 無料 (ハイキングとアクセスは無料です。ピーク時には駐車規制が適用される場合があります)
営業時間:
- 年中無休。冬季は積雪や路面凍結により、道路が一時的に通行止めになる場合があります。