“ミケランジェロの《ロンダニーニのピエタ》やダ・ヴィンチの天井画など、スフォルツェスコ城は歴史・建築・芸術が融合するミラノ必訪の名所です。”
スフォルツェスコ城(Sforzesco Castle) は、ミラノで最も象徴的で歴史的な名所の一つです。15世紀にミラノ公フランチェスコ・スフォルツァ(Francesco Sforza)によって、14世紀の要塞跡に築かれました。ルネサンス建築家 フィラレーテ(Filarete) の設計が取り入れられ、ミラノの権力と軍事の象徴となりました。
現在では、城内に複数の博物館があり、ルネサンス絵画、古代の遺物、装飾芸術、武具、楽器など、世界クラスのコレクションが展示されています。特に注目すべきは、ミケランジェロの未完成の最後の作品《ロンダニーニのピエタ(Pietà Rondanini)》 や、レオナルド・ダ・ヴィンチによる《アッセの間(Sala delle Asse)》 の天井画です。この部屋は長年忘れ去られていましたが、近年修復され再び公開されるようになりました。
城の外には センピオーネ公園(Parco Sempione) が広がり、博物館巡りの後の散歩に最適です。夕方には城がライトアップされ、写真愛好家やカップルに人気のスポットとなります。ミラノに訪れるなら、このルネサンスの美と力を体感できる城を見逃してはいけません。
行き方
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地下鉄:M1(赤)または M2(緑)線、Cairoli Castello 駅下車
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トラム:1、2、4、12、14番の各路線がカステッロ広場に停車
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徒歩:ドゥオーモ大聖堂またはブレラ地区から徒歩約10分
旅行のヒント
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朝早く訪れると混雑を避けてゆっくり鑑賞可能
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《アッセの間》の公開日は事前に要確認
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中庭は無料で入れるので、写真撮影にも最適
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夏は水を持参して、外の公園で休憩がおすすめ
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夕方以降のライトアップされた城はロマンチックな撮影スポット
入場料
- 中庭:無料
- 博物館:5ユーロ(一般)、3ユーロ(割引)
- 毎月第1日曜日:入館無料
開館時間
- 毎日 7:00〜19:30
- 博物館:10:00〜17:30(月曜休館)