“精緻なゴシック様式のファサード、13世紀のステンドグラス「バラ窓」、パリ市街を一望できる双塔、地下の考古学的遺構「クリプト」、そしてヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』で知られる文学的背景が魅力です。”
セーヌ川に浮かぶシテ島に位置するノートルダム大聖堂は、1163年に着工され、約180年の歳月をかけて1345年に完成した壮大なゴシック建築の傑作です。フランス王室の宗教儀式や、ナポレオンの戴冠式、第二次世界大戦後の記念式典など、数々の歴史的出来事の舞台となりました。
外観の精巧な彫刻群や、内部に広がる荘厳な高い天井、美しいステンドグラスは訪れる人々を魅了します。特に「バラ窓」は、色彩豊かで神秘的な光を堂内に差し込み、荘厳な雰囲気を演出しています。
また、『ノートルダム・ド・パリ』(邦題:ノートルダムの鐘)で知られるカジモドの物語によって文学的にも有名です。2019年の火災により一部損傷しましたが、修復工事が進められ、2024年に再開予定です。
ノートルダム大聖堂は、単なる宗教建築にとどまらず、パリの歴史・精神・芸術を象徴する存在です。ぜひ人生に一度は訪れて、その荘厳さと美しさを体感してください。
行き方
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地下鉄4号線「シテ駅」から徒歩すぐ
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RER B/C線「サン=ミッシェル・ノートルダム駅」から徒歩約5分
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バス:21, 24, 27, 38, 85, 96番系統が利用可能
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徒歩:マレ地区やラテン区からアクセス可能
旅行のヒント
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朝早い時間帯の訪問がおすすめ(比較的空いています)
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再開後の塔登頂は人気が高いため、時間に余裕を持ちましょう
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地下のクリプト(考古学展示)も興味深く、見逃せません
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周辺にはカフェやクレープ屋も多数あり、散策に最適です
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堂内では静かに、敬意を払った行動を心がけましょう
入場料
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大聖堂内の入場:無料
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塔への入場(※修復中):約10〜12ユーロ
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考古学クリプト:大人 約9ユーロ(EU圏の26歳未満は無料)
開館時間
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毎日:08:00~18:45
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土日:~19:15(※変更の可能性あり)
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再開予定:2024年12月予定