“皇帝ナポレオン3世により建設された豪華絢爛な劇場は、音楽と芸術の殿堂です。”
パリ・オペラ座(Palais Garnier)は、1861年から1875年にかけて建設されたフランス第二帝政期の傑作建築です。若き建築家シャルル・ガルニエがデザインを手がけ、当時の都市改造計画「オスマン計画」の象徴的存在となりました。
建物の外観は金色のドームと彫刻で装飾され、内部には大理石の大階段、金箔で縁取られた装飾、ベルベットの観客席、6トンの巨大なシャンデリアが観客を魅了します。1964年には、画家マルク・シャガールが天井画を手がけ、幻想的な色彩でモーツァルトやワーグナーなど音楽の巨匠たちを表現しました。
この劇場は長年、パリの主要なオペラ公演の舞台であり、現在もバレエ公演や特別イベントが開催されています。また、世界的に有名な小説『オペラ座の怪人』の舞台となったことでも知られ、文学・映画・ミュージカルのファンにも人気の観光スポットです。
内部見学では、グランド・ホワイエ(大広間)、図書館・博物館、皇帝のサロン、さらには公演がない時には実際のホールも見学可能です。建物全体がまるで芸術作品のようで、写真撮影にも最適です。
行き方
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メトロ: 3・7・8号線「Opéra(オペラ)」駅下車すぐ
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バス: 20・21・27・29・32・45・52番系統
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ギャラリー・ラファイエットやヴァンドーム広場から徒歩5〜10分
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周辺はパリ建築の魅力が詰まった散策エリア
旅行のヒント
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チケットはオンラインで事前予約するとスムーズ
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ガイドツアーで建築の細部や歴史を深く知ることが可能
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夜間はライトアップされ、写真映え抜群
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『オペラ座の怪人』ファンは特別な感動が味わえます
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見学後は、近隣のデパートやカフェも楽しめます
入場料金
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自由見学: 大人約15〜17ユーロ
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ガイド付き見学: 20ユーロ〜
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12歳未満は無料
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季節により割引キャンペーンあり
営業時間
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毎日開館: 10:00~17:00(最終入場 16:00)
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休館日: 1月1日、5月1日、12月25日