
“チャオプラヤー川沿いに佇む美しい砦とパビリオンを備えたバンコクの歴史的オアシス”
プラ・スーメン砦は、18世紀末にラーマ1世によって建設された14の防衛砦の一つで、当時のバンコク王都を外敵から守るために設けられました。時が経つにつれ多くの砦は取り壊されましたが、現在も残っているのはこのプラ・スーメン砦とマハーカン砦のわずか2つだけです。
砦の構造には銃眼、火薬庫、兵器庫などがあり、今でもその軍事的機能の名残を感じることができます。ワット・ボウォンニウェート寺院の向かいには、旧市壁と門の一部が今なお残っています。1981年にはタイ美術局により大規模な修復が行われ、ラーマ5世時代の「プラトゥ・ヨット」様式で再建されました。
現在では、この砦を囲む一帯はサンティチャイプラカーン公園として整備され、市民の憩いの場となっています。公園内には伝統的なタイ様式の美しいパビリオンプラ・ティナン・サンティチャイプラカーンもあり、観光客にも人気のフォトスポットです。
行き方
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BTSスカイトレイン:サパーン・タクシン駅で下車、タクシーまたはバスで移動
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バス:1番、3番、6番、82番路線が近くを通ります
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自家用車:近隣に駐車場あり
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チャオプラヤー・エクスプレスボート:サパーン・タクシン船着場で下船、徒歩またはタクシーで移動
旅行のヒント
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歴史的建造物を訪れる際は、控えめな服装を心がけましょう
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写真撮影やリバーサイドの散歩に最適です
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暑い日は帽子や日焼け止め、水分補給を忘れずに
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バンコクの都市防衛の歴史を事前に知っておくと、より深く楽しめます
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公園内は観光客も多いため、貴重品の管理にご注意を
入場料
- 無料
開園時間
- 毎日 8:00~21:00