“古いブナの木が作る自然のトンネルは、写真撮影や映画・ドラマファンにとって必見の景観です。”
ダークヘッジズ(The Dark Hedges)は、1775年頃にスチュアート家(Stuart family)によって植えられ、ジョージアン様式の邸宅 Gracehill House への壮大な入口を作る目的で計画されました。最初は約150本のブナ(Fagus sylvatica)が植えられましたが、現在残っているのはおよそ80〜90本で、樹齢250年以上、嵐の影響も受けています。保存・維持活動が継続的に行われています。
何世紀にもわたり枝が絡み合い、道路の上に密集したアーチ状の樹冠を形成しており、神秘的で魅力的なトンネルのような景観を作り出しています。ダークヘッジズは、HBOテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の King’s Road 撮影地として世界的に有名です。
また、地元では 灰色の女性(The Grey Lady) と呼ばれる幽霊が、黄昏時に道路を歩くと信じられています。
道路沿いは現在、一般車両通行止め(2017年以降)となっており、訪問者は安全に歩行して鑑賞できます。周辺には The Hedges Hotel や The Dark Hedges Estate などの駐車場があり、写真撮影や散策に便利です。
行き方
バリーマニーの中心街から案内標識に従って車で約10分。Ballymoney–Stranocum 道路沿いに位置し、周辺に駐車場があるため徒歩での散策や写真撮影も容易です。
旅行のヒント
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道路が凸凹している場合があるので、歩きやすい靴を着用
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樹木に直接触れないよう注意
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自然環境を尊重し、清掃に協力