“コルマール旧市街はフランス・アルザス地方にある中世の風情が残る街で、美しい木骨組みの家や運河の景色が特徴です。小さなヴェネツィアとも呼ばれ、観光客に人気のスポットです。”
コルマール旧市街(Colmar Old Town)は、中世ヨーロッパの雰囲気を色濃く残す美しい街並みが魅力の街です。特徴的な木骨造りの建物が並び、古い商店、美術館、教会や大きな聖堂が歴史と文化の深さを物語っています。15世紀から17世紀の街並みがほぼそのまま保存されており、一歩一歩がタイムトリップのような魅力に溢れています。
市内を流れる運河周辺は「リトル・ヴェニス」と呼ばれ、小さな運河を伝う木製の舟に乗って、多彩な色の建物が水面に映る美しい景観を楽しめます。観光客は散策したり、写真を撮ったり、可愛らしいカフェでコーヒーを楽しんだりしながら、ゆったりとした時間を過ごします。
コルマールは特にロマンティックな街として知られており、プロポーズやデート、特別な記念日のお祝いにも最適な場所です。フランス有数のロマンチックな旅行先として人気が高いほか、周囲には広大なブドウ畑が広がり、世界的に有名なアルザス地方の白ワイン産地としても知られています。
また、歴史的にも重要な町であり、中世ゴシック期の画家で版画家のマルタン・ショーンガウアー(Martin Schongauer)や、ニューヨークの自由の女神像をデザインしたフレデリック・オーギュスト・バルトルディ(Frédéric Auguste Bartholdi)の生誕地としても知られています。
コルマール旧市街は、単なる観光地にとどまらず、歴史と文化、芸術が息づくヨーロッパの古都を体感できる貴重な場所です。歴史好き、芸術愛好家、そしてロマンチックな旅を求めるすべての人に、ぜひ訪れてほしい街です。
行き方
パリからTGVでストラスブールへ行き、そこからローカル列車でコルマールへアクセス可能。空港はバール=リュックやストラスブール空港が利用できます。旧市街は徒歩で散策するのが最も便利です。
旅行のヒント
歩きやすい靴での散策がおすすめ。夏は観光客が多いので、早朝や夕方の時間帯を狙うとゆったり見学できます。クリスマスマーケットの時期は特に混雑するため、事前の宿泊予約を推奨します。
入場料 (Admission Fee)
- 街の散策は無料。博物館や特定の観光施設には入場料がかかる場合があります。
開館時間 (Opening Time)
- 旧市街は24時間開放。各施設の開館時間はそれぞれ異なりますので事前に確認が必要です。