オールド・トラッフォード・スタジアム(Old Trafford Stadium)は、マンチェスター・ユナイテッドFC (Manchester United FC) のホームスタジアムとして1910年に開場しました。「夢の劇場（The Theatre of Dreams）」という愛称は、伝説的選手であるサー・ボビー・チャールトンによって名付けられたと言われています。

基本情報と歴史

• クラブ: マンチェスター・ユナイテッドFC

• 開場: 1910年2月19日

• 所在地: オールド・トラッフォード、グレーター・マンチェスター、イングランド

• 収容人数: 約74,197～75,811席（英国最大のクラブサッカースタジアム）

• 設計者: アーチボルド・リーチ（イギリスの有名なスタジアム建築家）

• 建設費: £90,000（1909年）

• 過去最高観客数: 76,962人（1939年FAカップ準決勝 ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ対グリムズビー・タウン）

スタジアムの歩み
初の試合は1910年にリヴァプールを相手に行われ、3–4で敗れました。第二次世界大戦中にはドイツ軍の空襲により大きな損害を受け、1941年から1949年までマンチェスター・シティの本拠地メインロードを一時的に使用していました。

1990年代から2000年代にかけて大規模な改修工事が行われ、全席指定の近代的なスタジアムへと生まれ変わりました。スタンドには偉大な人物の名が冠されています：

• 北スタンド: サー・アレックス・ファーガソン・スタンド（2011年に改名）

• 南スタンド: サー・ボビー・チャールトン・スタンド

• 西スタンド: ストレトフォード・エンド（The Stretford End） – 最も情熱的なサポーターが集うエリア

開催された主な大会
オールド・トラッフォードでは、以下の国際的な大会が開催されました。

• 1966年 FIFAワールドカップ

• 1996年 UEFA欧州選手権（ユーロ96）

• 2003年 UEFAチャンピオンズリーグ決勝（ACミラン対ユヴェントス）

• 2012年 ロンドンオリンピック サッカー競技

サッカー以外にも、音楽コンサートや国際的なイベントが多数行われ、スポーツと文化の象徴として世界中に知られています。

現在は見学ツアー「スタジアムツアー」が開催されており、選手のトンネル、ベンチ、ロッカールーム、そしてマンチェスター・ユナイテッド・ミュージアムを巡ることができます。クラブの栄光の歴史とトロフィーを間近で見ることができる特別な体験です。

• トラム: Metrolinkを利用し、Old Trafford駅（Altrincham線）またはExchange Quay駅（MediaCityUK線）で下車。

• 鉄道: Manchester Piccadilly駅からTrafford Park駅まで電車で約15分、その後徒歩。

• バス: 路線255、256、263番がスタジアム付近を運行。

• 車: マンチェスター中心部から約10分。試合のない日は駐車場を利用可能。

• スタジアムツアーは特に週末や試合日に混雑するため、事前予約がおすすめです。

• 「Red Café」や「Megastore」で公式グッズを購入できます。

• 試合開始の2時間前には到着し、熱気あふれる雰囲気を体感しましょう。

• マンチェスター・ユナイテッドのファンは、スタジアムとミュージアムの両方を含む完全ツアーが必見です。

• 試合のない平日は人が少なく、写真撮影に最適です。

• 近隣には徒歩15～20分ほどの距離に「MediaCityUK」や「ザ・ロウリー（The Lowry）」などの観光スポットもあります。

入場料:

• スタジアムツアー & ミュージアム:

  • 大人: £28

  • 子供: £18

  • ファミリーチケット: £80
    （料金はツアー内容や試合日程によって変動します）

営業時間:

• ミュージアム & スタジアムツアー: 09:30～17:00（試合日は休館）

• 試合日: 試合開始の約2時間前に開場