“ヒマラヤ高地にある小さな村で、エベレストベースキャンプの手前の最後の宿泊地。カラパタールの登山拠点として絶景を楽しめる場所。”
ゴラクシェプ(Gorakshep) は、ネパールのエベレスト近郊に位置する標高5,164メートルの小さな集落です。砂に覆われた氷河湖の縁にあり、年間を通じて定住者はいませんが、エベレストベースキャンプや標高5,545メートルのカラパタールに向かうトレッカーや登山者の主要な宿泊地点として利用されています。
ゴラクシェプの宿泊施設は基本的なものが多いですが、近年では訪問者数の増加に伴い、高速衛星インターネットなどの現代的な設備も整いつつあります。ただし、すべての物資はヘリコプターで運ばれるため、現地の物価は高めです。
多くのトレッカーはゴラクシェプをエベレストベースキャンプへの準備地点として使い、またカラパタール登山の拠点としています。カラパタールはこの地域で最も人気のある展望地の一つで、エベレスト、ローツェ、プモリの壮大な景色を間近に見ることができます。
周囲は雪と岩が多い厳しい環境ですが、訪問者はここで日の出や日の入りを眺めることができ、トレッキングルートの中でも特に思い出深い体験となります。
ゴラクシェプへは、ナムチェバザール(Namche Bazaar)からトゥンボチェ(Tengboche)、ディンボチェ(Dingboche)、ロブチェ(Lobuche)を経て7〜8日ほどのトレッキングで到達します。
訪問者は厳しい気候や高度に備え、ピークシーズンには宿泊施設の予約を事前に行い、防寒具や高カロリーの食料を準備することが推奨されます。
行き方
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ナムチェバザールからトゥンボチェ、ディンボチェ、ロブチェを経て徒歩でゴラクシェプへ
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通常はルクラ空港から7~8日間のトレッキングを経て到達
旅行のヒント
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ピークシーズンには宿泊予約を必ず済ませること
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防寒対策を万全にし、高エネルギーの軽食を持参すること
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カラパタールは早朝に登ると美しい日の出が見られる
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高山病に注意し、十分な休息をとること
入場料:
- 直接の入場料はなし。ただし、TIMS許可証とサガルマータ国立公園の入園許可証が必要。
開園時間:
- 年間を通じて開園。ベストシーズンは春(3月~5月)と秋(9月~11月)。