“多彩な書籍と教育活動が揃った、家族や若者に最適な文化・学びの拠点。”
バンコク・メトロポリタン図書館 は、ラチャダムヌンクラン通りの「コックワー交差点」に位置し、タイの若者や外国人旅行者に向けた学習と活動の場として運営されています。図書館は4階建てで、各階は用途や利用者層に応じて構成されています:
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1階: 芸術、文化、伝統、歴史、社会をテーマにした企画展示を実施。雑誌・新聞アーカイブ、観光案内、映像鑑賞室、視覚障がい者向けの点字図書、オーディオブック、視聴覚資料も備えています。
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M階(中2階): 子ども向けのフロアで、児童書や青少年文学を収集。家族で楽しめる読書・学習体験が可能です。
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3階: ラマ9世国王による王室プロジェクトに関する資料を保管。また、バンコクの都市記録として、歴史、建築、経済、政治、交通、都市計画、宗教などに関する文書や映像資料を収蔵しています。
歴史背景
この図書館は、バンコクが2013年にUNESCOから「世界図書の首都」に選ばれたことを受け、その主要プロジェクトのひとつとして設立されました。バンコク都は、持続可能な読書文化を育てる「学びの都」を目指して、本図書館をその中心施設と位置づけています。
建物は、王室財産局から賃借された鉄筋コンクリート構造の3階建て。ラチャダムヌン通りに沿って並ぶ15棟のうちのひとつで、ラマ5世時代に建設され、その後ラマ8世・ラマ9世の時代に拡張されました。建築様式は西洋のネオ・プラスティック様式をベースに、細い庇、モールディング装飾、水平格子などの特徴を持ち、タイの伝統美と融合しています。
目的
バンコクの文化軸であるこの通りに建つ図書館は、過去と現在をつなぐ知のハブ。市民に読書の習慣を根付かせ、タイの文化的価値を再認識させる場となることを目指しています。
行き方
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BTSスカイトレイン: ナショナル・スタジアム駅で下車後、タクシーまたは徒歩約10分
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バス: 路線番号1、2、3、6、12、15、47が近隣を通過
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タクシー:「バンコク・メトロポリタン図書館」または「ラチャダムヌンクラン通り」と伝える
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徒歩: サナームルアンやエメラルド仏寺院から徒歩圏内
旅行のヒント
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服装は控えめで適切なものを着用
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見学・読書には最低でも1~2時間を確保
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館内は静かな環境を保つため携帯はマナーモードに
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図書館スタッフによる資料検索のサポートあり
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学生、研究者、読書好きに最適
入館料
- 無料
開館時間
- 火曜〜土曜:8:00〜21:00
日曜:9:00〜20:00
月曜休館