“アルダーグ聖杯、タラのブローチ、そしてボグボディなど、アイルランドを代表する考古学的至宝を所蔵。”

アイルランド国立博物館 – 考古学部門(National Museum of Ireland – Archaeology) は、ダブリン中心部のキルデア通りに位置し、アイルランドを代表する文化・歴史施設のひとつです。1890年に完成した建物は、建築家 トマス・ニューンハム・ディーン(Thomas Newenham Deane)トマス・マンリー・ディーン(Thomas Manly Deane) による設計で、荘厳な ヴィクトリア・パラディアン様式 の傑作です。

館内には7つの主要ギャラリーがあり、石器時代、青銅器時代、鉄器時代、ケルト時代、ヴァイキング時代、そして中世・ヴィクトリア時代に至るまでのアイルランドの歴史をたどることができます。展示されている数千点もの遺物が、アイルランドの文明と芸術の発展を生き生きと伝えています。

主な展示物は以下の通りです:

  • アルダーグ聖杯(The Ardagh Chalice):8世紀の初期キリスト教時代の金属工芸の最高傑作。

  • タラのブローチ(The Tara Brooch):ベティスタウンで発見された繊細なケルト装飾品で、8世紀の芸術を代表。

  • デリナフラン財宝(The Derrynaflan Hoard):ティペラリー県で発見された聖杯や儀式用皿などの宗教器具のセット。

  • コングの十字架(The Cross of Cong, 約1123年):イエスの十字架の破片を収めていたとされる中世の聖遺物。

  • 「Ór – アイルランドの黄金」展:ヨーロッパ最大級の先史時代の金製品コレクション。弦月形の首飾り(ルヌラエ)やトルク(ねじり首輪)などが展示されている。

  • 先史時代のアイルランド(Prehistoric Ireland)とボグボディ展(Bog Bodies):石器、陶器、そして泥炭層に自然保存された遺体(例:クロニカバンマンオールド・クローハンマン)を展示し、古代の儀式や王権の犠牲を探る。

  • ヴァイキング・アイルランド(Viking Ireland):ダブリンの「ウッド・キー」遺跡から出土した剣、硬貨、装飾品などが展示されている。

  • 中世アイルランド(1150–1550):大聖堂、修道院、城の時代の社会と宗教生活を紹介。

また、古代エジプト、キプロス、ローマ帝国の貴重な遺物も展示されており、さらに定期的にテーマ別の特別展も開催されています。館内では音声ガイドガイドツアーも利用でき、より深く理解を深めることができます。


行き方
  • 徒歩: トリニティ・カレッジやセント・スティーブンズ・グリーンから徒歩圏内。

  • バス: ダブリン・バスの 7番、39A番、46A番 などがナッソー通りまたはドーソン通りに停車。

  • 路面電車(Luas): グリーンラインのドーソン駅またはセント・スティーブンズ・グリーン駅で下車し、徒歩数分。

  • 車: 駐車スペースは限られているため、Setanta Place または St. Stephen’s Green の駐車場利用がおすすめ。


旅行のヒント
  • 入館無料で、アイルランドの歴史を学ぶのに最適。

  • 主要展示をゆっくり見るには1.5〜2時間ほど必要。

  • フラッシュを使わなければ撮影可能(館内表示に従う)。

  • 上階にはエレベーターがない場所もあるため、必要に応じて事前確認を。

  • 平日や午前中は比較的空いており、静かに鑑賞できる。


入館料:

  • 無料

開館時間:

  • 火曜日〜土曜日:10:00 ~ 17:00
  • 日曜日・月曜日:13:00 ~ 17:00
  • 祝日は休館

アイルランド国立博物館 – 考古学

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