“高さ11.4メートル、重量約121トンの鎌倉大仏は、穏やかで集中した表情が特徴的な巨大な銅像です。”
高徳院(Kotoku-in Temple)は鎌倉大仏の本拠地であり、日本で2番目に大きな大仏像として知られています。この銅像は高さ11.4メートル、周囲29.4メートル、顔の長さは2.3メートル、重量は約121トンあります。大仏の手と目の位置は落ち着きと注意深さを表現しており、訪れる人々に深い安らぎをもたらします。像の内部には階段があり、肩の高さまで入ることができます。
境内には浄土宗の僧侶である祐天上人の碑文や、近代の詩人である金子久美、与謝野晶子の詩碑があり、歴史的価値を高めています。また、タイ国のプラジャディポック王によって植えられた樹木や、元スリランカ大統領J.R.ジャヤワルデネの記念碑もあります。
歴史的には、元の木造大仏は嵐で破壊され、現在の銅製大仏は1252年に鋳造されました。1495年の津波で本堂が流されて以来、大仏は露天に立っています。本堂の遺構は現在も大仏周辺に残っています。18世紀初頭、1923年の関東大震災後、そして1960年に地震対策として修復が行われました。像の比率は前方からの視覚効果を意図して歪められており、シルクロード経由で伝わったギリシャ彫刻の影響を受けている可能性があります。
行き方
高徳院は神奈川県鎌倉市にあり、東京から約1時間です。
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電車(JR+江ノ電):
東京駅または品川駅からJR横須賀線で鎌倉駅まで約1時間。
鎌倉駅で江ノ島電鉄(江ノ電)に乗り換え、長谷駅まで約5分。
長谷駅から徒歩約5分で高徳院に到着します。 -
バス・タクシー:
鎌倉駅から近隣への路線バスがあります。事前に時刻表の確認を推奨します。
鎌倉駅からタクシーで約5~10分、料金は1000~1500円程度です。 -
車:
国道134号線や地元の道路から鎌倉へアクセス可能。駐車場は限られているため、事前の計画が必要です。
高徳院は長谷寺や高徳寺も徒歩圏内にあり、鎌倉大仏ハイキングコース「葛原岡・大仏ハイキングコース」からもアクセス可能です。
旅行のヒント
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混雑を避けるため、早朝か夕方の訪問がおすすめ。
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歩きやすい靴を履いて周辺の寺院も散策しよう。
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長谷寺と組み合わせて訪れると充実した観光に。
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寺院と大仏には敬意を持って接しましょう。
入場料:
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境内:200円
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大仏内部の見学:追加で20円
開館時間:
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4月〜9月:08:00〜17:30
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10月〜3月:08:00〜17:00