“国王のイニシアティブに従い、農業と環境保全に関する知識を広めるための中心的な役割を担い、高地住民の生活の質の持続的な向上を目指しています。”
パーイ川流域サービス開発センターは、メーホンソン県にある「生きた自然博物館」ともいえる重要な場所です。ここは単なる観光地ではなく、ラーマ9世国王の哲学に基づいた農業と生活の質向上のための専門的な学習センターです。
このプロジェクトには長い歴史があり、1979年に故プミポン・アドゥンヤデート大王が、焼畑農業を主な生業とし不安定な収入に苦しむ高地民族への深い懸念から始まりました。国王は、彼らの職業を発展させ、生活水準を向上させるためのリソースとして、このセンターの設立を命じました。
その後、センターは継続的に改修・開発され、土壌と水の管理、高地作物の栽培、森林保全、さらには美術工芸品の振興など、さまざまな分野の知識源となりました。これらの取り組みはすべて、地域社会に安定的で持続可能なキャリアを創出することに焦点を当てています。
訪問者は、通常、自然に近い穏やかな雰囲気を体験しながら、興味深い話を学ぶ機会がたくさんあります。たとえば、プロジェクト内のトラムに乗って見学したり、さまざまな学習拠点を見学したり、現在進行中の農業研究や開発を観察したりできます。
この場所は、学生、学者、アグリツーリズムに興味のある観光客、そして国王の哲学について学びたい人にとって理想的です。持続可能な開発を体験し、ラーマ9世国王のアプローチから学びたいなら、ここは訪れるべき場所です。
行き方
-
自家用車: メーホンソン市内から国道108号線(メーホンソン-チェンマイ)をメーサリエン方面に約12-15キロ進みます。プロジェクトの入り口を示す看板が右側に見えます。
-
公共交通機関: メーホンソン市内からソンテウ(乗合バス)を利用するか、バイクや車をレンタルして行くことができます。
-
地図: Google マップで「Pai River Basin Service and Development Center」と検索してください。
旅行のヒント
-
プロジェクトは広大な敷地にあり、複数の学習拠点があるため、見学には最低でも2~3時間かかることを予定しておきましょう。
-
特に子供たちに実体験を通じて学んでほしいと考えている家族旅行に最適な場所です。
-
一部のエリアでは歩いて回る必要があるため、日焼け止めや履き心地の良い靴を準備してください。
-
プロジェクトのオフィスビルで、追加情報やガイド付きツアーを依頼することができます。
入場料:
-
無料
開館時間:
-
毎日 08:30 から 16:30 まで