ワット・バーンクラディ（Wat Bang Kradi） は、バンコクのバーンクンティアン地区に位置する歴史ある寺院で、バーンクラディ運河沿いに静かにたたずんでいます。モン族コミュニティの精神的支柱であり、その穏やかな雰囲気と文化的価値で知られています。

この寺院はアユタヤ時代末期に、チャオプラヤー川下流域に移住してきたモン族によって創建されました。寺院内には木造の本堂やモン芸術を感じさせる壁画など、モンの伝統的な建築様式が数多く残されています。

一年を通して、ソンクラン（水かけ祭り）やカティン（衣の供養）などの仏教行事、そしてモン族特有の儀式が催され、多くの参拝者や観光客を惹きつけます。伝統衣装に身を包んだ地元住民の姿も見られます。

写真家や文化愛好家、静かな時間を過ごしたい旅行者には理想的な場所です。運河の景色や素朴な雰囲気は、カップルやアーティストにもインスピレーションを与えるでしょう。

モン文化と静寂な寺の暮らしを体験したい方には、ぜひ訪れていただきたいスポットです。

---

行き方

• バス140番または147番でバーンクラディ通りへ

• ラマ2通り経由で車でアクセス（ソイ・バーンクラディを右折）

• BTSバンワー駅からタクシーまたはバイクタクシー（最も便利）

---

旅行のヒント

• 写真撮影には午前中か夕方の光が最適です

• 肩と膝を隠す服装で訪れるのが礼儀です

• 木造本堂と運河にかかる小橋は必見のフォトスポットです

• 寺院内に食事処はないため、事前に食事を済ませましょう

• 週末や行事日には駐車場が混雑するため、早めの訪問をおすすめします

---

拝観料：

• 無料（寄付歓迎）

• （2025年 バンコク観光局により更新）

開館時間：

• 毎日06:00～18:00

• ※本堂は17:00に閉鎖されます