“ワット・タム・パビンの特徴は、洞窟天井にある神聖な仏足跡です。この仏足跡は歴史的・宗教的に非常に重要な遺物であり、森林僧派の高僧であるルンプーマン・プーリタットやルンプールイ・チャンサーローがここで修行し、滞在していたことでも知られています。寺院内には二人の高僧の遺骨と遺品を納めた記念ストゥーパもあり、多くの信者や巡礼者が参拝に訪れます。”

ワット・タム・パビンは**ダンマユッティカ派(森林僧院)**に属し、精神的な安らぎと内面の探求を求める人々に最適な場所です。

寺院は石灰岩の崖の下に位置し、洞窟の入り口は東向きで、深さは約10メートルほど、入り口は広く、自然光が内部に差し込み明るく心地よい空間となっています。洞窟内には仏像と弟子像が複数安置されており、二体の本尊も置かれています。

特に注目すべきは、洞窟天井に刻まれた仏足跡(長さ約1メートル、幅約0.5メートル)です。これはルンプーマン・プーリタット師が「真の仏足跡」として示したもので、歴史的・考古学的にも重要な証拠となっています。参拝者はここで幸福と平安を祈ります。

また、寺院には**「チャンサーロー記念ストゥーパ」があり、これは高僧ルンプールイ・チャンサーローを記念して建てられています。内部には彼の仏舎利と修行道具**が納められており、信者たちの尊敬を集めています。

寺院周辺は豊かな自然林に囲まれ、竹や熱帯樹木が生い茂り、静寂で瞑想に最適な環境を提供します。夕方になると数千匹のコウモリが洞窟から飛び出す光景は、訪れる人々に印象深い体験を与えます。

ここではマーカブーチャ(Makha Bucha)、ウィサーカブーチャ(Visakha Bucha)、**カオパンサ(Khao Phansa)**などの主要な仏教行事に合わせて様々な宗教行事が行われ、毎年多くの信者や観光客が参加します。


行き方
  • 自家用車: ルーイ市からワンサプーン郡へ向かう主要道路を利用。その後、国道2140号線を通り、パビン村ナケー地区へ。道沿いに寺院への案内標識があります。
  • 公共交通: バスでワンサプーン郡またはルーイ市内まで移動後、オートバイタクシーやローカルタクシーで寺院まで約2~3km移動。

旅行のヒント
  • 修行寺院なので、服装は整えて礼儀正しく。
  • 瞑想、座禅、歩行瞑想に適した場所。
  • 毎年、陰暦3月または4月の満月前後に「仏足跡祭」が開催されます。

入場料

  • 無料(布施は自由)

開放時間

  • 毎日開放(寺院の運営時間に準ずる)

ワット・タム・パビン

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タイ・ルーイ県ワンサプーン郡パビン村(郵便番号 42130) Map

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