“タイの民主主義の始まりを象徴する、重要な国家的モニュメントであり、市民の集会や記念行事の場でもあります。”
民主記念塔 は、バンコクの歴史ある ラチャダムヌン・クラン通り に位置する、タイでも特に象徴的な政治・文化的記念碑の一つです。この塔は、1932年6月24日 に起きた立憲革命を記念して、1939年に政府によって建設されました。この革命により、タイは絶対王政から立憲君主制へと移行しました。
記念塔の設計はタイ人建築家メウ・アパイウォン、彫刻はイタリア出身のコラド・フェローチ(後のシルパ・ビラーシー)によるもので、中央の台座には1932年憲法のレプリカが置かれています。周囲の4つの翼状の構造物は、革命を支えた陸・海・空軍および警察を象徴しています。
この場所は観光名所であると同時に、市民による政治活動や平和的なデモの場としても利用される公共空間です。夜間には美しくライトアップされ、バンコクの“王の道”を象徴する景観の一部となっています。
行き方
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BTS(スカイトレイン):ナショナルスタジアム駅下車後、タクシーまたはトゥクトゥクで約10分
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バス:1番、3番、6番、9番、12番、53番、60番、70番、80番など
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タクシーまたは自家用車:周辺に限られた駐車スペースあり
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チャオプラヤー・エクスプレス・ボート:ターチャン桟橋下船、徒歩約10分
旅行のヒント
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早朝や夕方の訪問が涼しくおすすめ
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サンセット時の撮影スポットとしても人気
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日差しが強い日は帽子や日焼け止めを持参
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政治的・歴史的意義の深い場所であることを理解して訪れましょう
入場料
- 無料
開放時間
- 年中無休・24時間開放