“池に浮かぶ珍しい図書館と、ラオス様式の仏足跡堂が目を引く寺院で、尊崇される仏像「プラチャオ・ヤイ・シームアン」が安置されています。”
ワット・トゥン・シー・ムアンは、ウボンラーチャターニー市中心部のトゥン・シー・ムアン公園の東側に位置し、近隣には郵便局、市役所、幼稚園などの公共施設があります。敷地面積は約3ヘクタールに及びます。
この寺院は、ラマ2世の治世中である1813年ごろに建立されたと考えられています。ウボン出身の高僧「プラ・アリヤウォンサー・チャーン・ヤーンウィモン」は、もともとバンコクのワット・サケットに滞在していましたが、後に静かな瞑想場所を求めて現在の寺院の地へ移り住みました。
この場所で仏教の修行を続けた後、彼はバンコクのワット・サケットにある仏足跡を模した仏足跡堂の建立を決意。ヴィエンチャンの職人によって建設されたこの堂は、幅6m、奥行き13mで、ラオス様式の屋根を持つ美しい建築です。
雨季の浸水を防ぐため、堂の周囲の地面を北側の池から掘った土で盛り上げ、後にその池の中に「ホー・トライ(浮かぶ図書館)」が建設されました。さらに、西側にももう1つ池を掘り「ノーン・マクサーオ池」と呼ばれました。これは、近くに大きなマクサーオの木があったことに由来します。
その後、仏足跡堂の敷地にはセメントの床が敷かれ、北・南・西側に門付きの塀が築かれました。東側の門は最後に建てられ、入口として最も大きく設計されました。
行き方
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ウボンラーチャターニー中心部のトゥン・シー・ムアン公園東側に位置
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自家用車、タクシー、ソンテウ(地元の乗り合いバス)でアクセス可能
旅行のヒント
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境内に入る際は、露出を避けた服装と靴を脱ぐマナーを守りましょう
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朝早くや夕方の訪問が快適です
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浮かぶ図書館前は絶好の撮影スポットです
入場料
- 無料
開館時間
- 毎日 08:00〜18:00