“この寺院は森林瞑想(カンマタナ)の伝統の中心地で、38メートルの高さを誇るプラボロムタット・タマチェディや、600年以上の歴史を持つプラプッタラッサミ像があります。また、スリランカから持ち込まれた菩提樹もあり、平和と神聖の象徴として巡礼者に重要な名所です。”
ワット・ポーティッソムポンは1906年(仏暦2449年)に創建され、ラーマ5世(チュラロンコン王)の治世末期に建立されました。その後、三級王室寺院として昇格しました。東北タイの仏教教育および修行の中心地として重要で、特に森林瞑想(タマユット派)の伝統が受け継がれています。
著名な高僧や修行者もこの寺院で修行しており、代表的な人物にはアジャーン・マン・ブリタット、プラテープ・ウィスティモンコン(スリチャン・ワンナポ)、**ソムデット・プラ・マハ・ウィラウォン(ティッソ・アウン)**などがいます。
寺院内の主な見どころ:
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ウボソート(本堂): 神聖なプラプッタラッサミ像が祀られ、寺院の中心的信仰対象。
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プラボロムタット・タマチェディ: 高さ38メートルの八角形の仏塔で、内部は3階建ての博物館。森林瞑想の伝統や重要な仏舎利の歴史資料が展示されています。
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仏足石(模刻): 約100年前のラテライト石で作られ、108の吉祥模様が刻まれています。祭日や宗教行事の日にのみ公開。
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黄金経蔵: 1929年に建造され、精巧で美しい装飾が特徴。
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古代ラテライト仏像(プラコー): 約1,300年前の仏像で、願い事を叶えると信じられており、多くの巡礼者や観光客が参拝に訪れます。
この寺院は教育・修行の場として、静かで自然に囲まれた環境が整っており、瞑想や自己内省に適しています。
行き方
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場所: ウドンタニ市中心部、ポーニヨム通り沿い
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自家用車: 寺院向かいのノーンプラチャック公園周辺に駐車可能
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公共交通: 市内タクシー、ソンタウ(Songthaew)で便利にアクセス可能
旅行のヒント
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訪問時期: 年中可能ですが、祭り期間は混雑することがあります
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服装: 寺院訪問時は清潔で控えめな服装を推奨。本堂内参拝やタマチェディ参拝時は必須
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観覧: ウボソートは祭日・宗教行事の日のみ内部参拝可能
入場料
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開館時間
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一般参拝:07:00~18:00, 年越し祈祷や特別儀式時は最大20:00まで、または寺院の指定に従う