“涼しい気候に位置するこの試験場は、高地作物の栽培に適しており、季節ごとの美しい花畑や、マカダミア、イチゴなどの経済価値の高い作物の試験圃場があります。訪問者は自然の美しさを楽しみながら、農業の学習体験も同時に行うことができます。”
プールア高地農業試験場は、1986年に農業省によって設立され、東北部高地地域の農業振興と適した作物品種の研究・開発を目的としています。試験場の面積は約1,500ライ(約590ヘクタール)で、果樹、野菜、観賞用植物、貯水池などの区域に分けられています。寒冷地向け作物のリンゴ、プラム、モモ、マカダミアなど、さまざまな経済価値の高い作物の研究・栽培が行われています。
また、イチゴの栽培区画や鉢植え用の育苗温室もあり、研究者や地元農家が体系的に栽培・管理技術を学ぶことができます。
研究だけでなく、試験場は教育・アグリツーリズムの重要な目的地でもあります。訪問者は、季節ごとの花畑(サルビア、コスモス、アジサイなど)を見学し、寒冷地果樹園を観察しながら、栽培・管理・収穫の技術を学ぶことができます。特別研究プロジェクトとして、ワイン用および生食用のブドウ栽培、気候や害虫に強い品種の開発、高地地域向けの持続可能な農業システムの研究が行われています。これらの活動により、試験場は単なる研究施設にとどまらず、国内外の観光客にとって魅力的なアグリツーリズムのスポットとなっています。
訪問者は自由に試験圃場を見学することができ、遠方のエリアは試験場の車両を利用してアクセスすることも可能です。また、試験場で生産された新鮮な農産物、植物、加工品(塩味ローストマカダミアナッツなど)を直接購入でき、学びと体験を同時に楽しむことができます。
研究、試験圃場、実践体験が組み合わさったプールア高地農業試験場は、科学的価値と自然の美しさを同時に体験できるユニークな場所です。
行き方
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自動車の場合: プールア郡から、プールア–ダンサーイ道路(国道2013号)をBan Hin So方面へ進む。
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公共交通機関: ルーイ市からプールア郡行きのバスに乗り、現地でミニバスやタクシーに乗り換える。
旅行のヒント
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訪問に最適な時期: 冬(11月~2月)、寒冷地の花が満開の時期。
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宿泊施設: 試験場内に宿泊施設とキャンプ場があり、事前予約を推奨。
入場料
- 無料
開館時間
- 月~金曜、08:00 – 16:30