“パヤオの歴史と古代遺物を紹介し、精巧なランナー様式が特徴で、クワン・パヤオ湖の美しい景色を眺めることができ、地元の文化や伝統に浸ることができます。”
ワット・シー・コム・カムにあるパヤオ文化展示館 (Phayao Cultural Exhibition Hall at Wat Si Khom Kham)は、パヤオの歴史的・文化的遺物を収集・展示するために、1996年に当時のワット・シー・コム・カムの住職であったプラ・タムウィモルモリ氏によって設立されました。2階建ての建物には、先史時代から現代までの時代を網羅する13のセクションに分かれた5つの展示室があります。
パヤオの先史時代
展示には、クワンパヤオとドイルアン周辺で発見された3,000~5,000年前の磨製石器、青銅製の装飾品、土器などの考古学的発見が含まれています。展示は、初期の居住様式、農業、狩猟、そして自然と結びついた精神的信仰を物語っています。
プカミャオ王国(パヤオ)の形成
プカミャオ、あるいはパヤオ市は、12世紀から13世紀にかけてクワンパヤオを中心として栄えた王国であり、ンガム・ムアン王朝によって統治されていました。パヤオ王国は、ランナー王マンラーイやスコータイ王ラムカムヘンと緊密な関係を築いていました。展示品には、碑文のレプリカ、金属器、陶器、古代都市の模型などがあり、王国の政治、宗教、社会の発展を物語っています。
ランナー様式のパヤオ職人技
展示では、砂岩やブロンズの仏像、慈悲深い表情を描いた繊細な木彫など、パヤオの職人技が光ります。パヤオ特有の装飾文様、例えばプッタンの花や蔓の模様なども展示されています。注目すべき遺物には、数世紀前に作られたブロンズ仏像で、ランナー後期仏教美術の傑作である「ルアン・ポー・プラ・チャオ・オン・ダム」などがあります。
パヤオの地域文化と伝統
展示では、家庭用品、織物道具、籠、陶器、楽器を通して、パヤオの伝統的な生活を紹介しています。キャンドルフェスティバル、ポイ・ルアン・フェスティバル、キング・ンガム・ムアンの儀式、ソンクラーンといった祭りの模擬体験は、宗教、芸術、そしてコミュニティの相互関係を如実に示しています。
特別展示とアクティビティ
館内では、ランナー美術ワークショップ、考古学講義、学生向けマルチメディア学習など、企画展や文化アクティビティも開催しています。ご来館の際は、毎月のプログラムを事前にご確認ください。
ご来館ガイド
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おすすめルート: 先史時代 → プッカミャオ王国 → ランナー美術 → 文化と伝統
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見どころ:ルアン・ポー・プラ・チャオ・オン・ダム、碑文のレプリカ、古代の道具など
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所要時間は1~2時間です。
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全年齢対象。家族連れに最適
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夕方の訪問は、クワンパヤオの裏手からクワンパヤオを撮影する絶好の機会です。
その他の歴史
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本尊であるプラ・チャオ・トン・ルアンは、パヤオの伝説の中心人物であり、地域を守ると信じられています。
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多くの遺物は、宗教、芸術、社会の密接なつながりを反映しています。
このお堂は2008年に第7回タイ観光優秀賞を受賞しました。クワンパヤオのすぐそばにあるワット・シー・コム・カムの裏手に位置し、リラックスしながら景色を楽しむのに最適です。
行き方
車の場合:
- パヤオ市の中心部から、パホンヨーティン通りをワット・シーコムカムに向かって進みます。寺院の正面にある小さな路地に入ります。敷地内に駐車場があります。展示ホールまで歩いて、日陰の環境と美しい湖の景色をお楽しみください。
公共交通機関/ソンテウ/タクシーの場合:
- 市内中心部からソンテウまたはタクシーに乗り、運転手に「ワット・シーコムカム、文化展示ホール」と伝えます。寺院の駐車場から、ホールまでは徒歩5〜10分です。
バスの場合:
- バスで到着する場合は、パヤオバスターミナルで下車し、ソンテウまたはタクシーでワット・シーコムカムまで約10〜15分です。途中、クワン・パヤオ湖の景色を楽しむことができます。
旅行のヒント
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歴史や考古学に興味がある方は、少なくとも1~2時間は滞在することをお勧めします。
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寺院でプラ・チャオ・トン・ルアンに参拝しながら参拝しましょう。
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特に夕暮れ時には、お堂の裏手からクワン・パヤオの美しい景色を眺めることができます。
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複数の展示室を歩き回れるよう、歩きやすい靴と服装をおすすめします。
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ご来場前に、特別展やワークショップのスケジュールをご確認ください。
入場料:
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タイ人大人:20バーツ
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子供/僧侶/見習い僧:10バーツ
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外国人訪問者:40バーツ
営業時間:
- 水曜日〜日曜日 08:30〜16:30(月曜日と火曜日は休館)