“アトゥマシ僧院は、「比類なき美しさ」を意味し、白と金色の西洋様式が特徴の五層構造の木造建築です”
アトゥマシ僧院(Atumashi Kyaung)は、1857年にビルマ王ミンドンによって建立された壮麗な僧院です。その名「アトゥマシ」とは、パーリ語で「比類なきもの」「最も優れたもの」という意味を持ちます。
この僧院は、仏教経典である三蔵(ティピタカ)の4つの完全な写本を収める場所として建設されました。これらの経典は金箔で覆われた箱に納められ、当時最も学識の高い高僧「パカンサヤードー」によって監督されました。
建築様式も非常に特徴的で、ビルマの伝統的な木造建築と異なり、石造りで5階建てのテラス構造を持ち、白と金で美しく装飾されています。外観には西洋建築の影響も見られ、尖塔やアーチが取り入れられ、典型的なビルマ僧院とは異なる風格を持っています。
この僧院は第二次世界大戦で一度焼失し、1996年に復元されました。現在では、マンダレー観光の必見スポットの一つとして、多くの観光客や巡礼者が訪れています。
行き方
マンダレーヒルの麓にあり、マンダレー市内中心部から車で約10分。タクシーやGrabを利用するのが便利です。
旅行のヒント
- 早朝または夕方に訪れると涼しく、写真撮影にも最適です。
- 周辺にはサンダムニ僧院やクトゥドー・パゴダもあり、セットでの観光がおすすめです。
入場料: 5,000チャット(外国人向け共通入場券の一部)
開館時間: 07:00~18:00