“断崖に建つ荘厳な仏教寺院からの絶景と神秘的な雰囲気。”
タクツァン僧院(Taktsang Monastery)、通称「虎の巣(タイガーズ・ネスト)」は、ブータンのパロ渓谷の谷底から914メートルの断崖に張り付くように建てられた洞窟を中心とした、神聖な仏教僧院です。伝説によれば、8世紀にブータンへ仏教を伝えたとされるグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)が、雌虎の背に乗ってこの地へ飛来し、この洞窟で瞑想を行ったといわれています。
この僧院複合施設は1692年、ギャルセ・テンジン・ラブゲによって創建されました。建物は、グル・パドマサンバヴァが3年3か月3週間3日3時間にわたり瞑想したとされる洞窟を囲むように建てられています。この場所は、ブータン国内に13か所存在する神聖な「虎の棲み処(タイガー・レア)」の洞窟のひとつであり、国内外から巡礼者が訪れる重要な信仰の地です。
パロ渓谷では毎年、パドマサンバヴァを称えるツェチュ祭(Tsechu Festival)が開催されます。通常3月または4月に行われ、伝統舞踊や儀式、祭りを通してブータンの文化と精神性を祝います。
タクツァン僧院は、宗教的・文化的な宝であるだけでなく、断崖絶壁に建つという立地と自然の崖と一体化した建築様式から、建築的にも驚異とされています。訪れる人々は、登山の途中で目にする息をのむような景色や、頂上で得られる深い静寂と安らぎを口々に語ります。
行き方
観光客はまず山の麓に駐車し、徒歩で登山します。全行程で標高差は約915メートル、徒歩時間はおよそ3時間かかります。道のりは3つの区間に分かれます:
-
第1区間:山麓から展望台まで
-
第2区間:展望台から階段入口まで
-
第3区間:700段の階段を上って寺院本体へ
タクツァン僧院の開館時間は毎日07:00~18:00で、13:00~14:00は休憩のため閉館します。午前中の訪問がおすすめです。
旅行のヒント
-
動きやすい登山靴と防寒着を用意しましょう。
-
高山病予防のため、ゆっくりとしたペースで登ることを推奨します。
-
カメラや双眼鏡があると絶景をより楽しめます。
入場料:
最新情報(2025年時点)では、外国人観光客の入場料は以下の通りです:
-
大人(19歳以上):2,000ニュルタム(Ngultrum)
-
子供(6~18歳):1,000ニュルタム
-
5歳以下:無料
営業時間:
- 07:00~18:00(13:00~14:00は休憩閉館)